普段何気なく着ているシャツやパンツ等のウェアですが、用途をその素材によって使い分けると快適に過ごせます。
衣服の素材は、天然繊維と化学繊維(合成繊維)に大きく分けられます。天然繊維は動植物の一部分を加工する繊維で、化学繊維は石油などの鉱物資源・鉱産資源を化学処理して製造する繊維です。天然繊維には、綿(コットン)、ウール、シルクなどがあり、化学繊維にはポリエステル、ポリウレタン、ナイロンなどがあります。
その中でも天然繊維の綿(コットン)は、とても馴染み深い素材で、肌触りが良く、好まれる方は多いですが、吸水性、吸湿性は高いものの、運動によって出た汗が乾き難いのが難点です。特に、夏場は汗を大量に放出するので、綿100%のウェアで運動をすると、雑巾を絞るかのように汗を含んでしまいます。そういう意味で綿は、スポーツなどの大量に汗をかく時には向いていないと言えそうです。
普段からスポーツをされていて、専用のTシャツを持っている方は、タグを確認してみると多くの商品が『ポリエステル100%』と表示されているはずです。ポリエステルは速乾性が高く、濡れてもすぐ乾き、カビや湿気にも強い素材です。速乾性が高いため濡れてもサラサラしているのも特徴です。スポーツウェアとして、ユニフォームやスパッツ、ジャージなどにも使用されています。それだけスポーツに適している素材ということです。
ウェアの素材の種類は聞いたことはあるけれど、特徴は知らないという人は意外にも多いです。この特徴を捉えることで季節に合う素材やスポーツに合う素材を使い分けると、より快適に過ごすことができると思います。
これを機に試してみてはいかがでしょうか?
by みちる
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