柔軟剤や芳香剤などに含まれる人工的な香りにより、頭痛や吐き気といった体調不良に悩む人が増えています。香りに含まれる化学物質が引き起こすもので、公害に例えて「香害」と呼んでいるようです。精神的な病気と間違われ周りに理解されずに仕事を辞めたり、引きこもりになったりする人も増えています。しかし、香りに含まれた化学物質に反応して体調不良を起こす「化学物質過敏症」は、専門医が少ないことが現状です。
化学物質過敏症について福岡県久留米市の専門医は「症状を訴える人は増えていて、アレルギー検査をしても引っかからず原因も分かり難い」と説明しています。NPO法人ダイオキシン・環境ホルモン対策国民会議は、今年2月、「STOP!香害」というパンフレットを作って、香りや消臭成分を包んだ「マイクロカプセル」の長い時間をかけて香りを拡散し、微小なため環境汚染や体内に吸い込むことによる悪影響の可能性を訴えています。また、全国の香害に悩む人たちは、ツイッターを使い、「香害は公害」のハッシュタグ(検索目印)で集中的に投稿して、対策の必要性を訴えています。更に、「香害と化学物質過敏症を考える会」という団体は、「香りは癒やしと限らない。普通に売られているものを使うことで、被害が出ていることをぜひ知ってほしい」と悲痛な訴えをしています。
確かに、匂いの感受性は、個人差がありますが、最近の洗剤や柔軟剤の匂いは、かなり強いモノが多くなっています。汗や体臭などのニオイを「良い匂い、香り」と思われるモノで覆ったり、打ち消そうとするのですが、それが強すぎることで香害なるモノが出てきています。少なくとも、不自然な匂いより、汗や体臭の方が、ずっと良いと思います。
by ベクトル
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