手や足の爪周辺に細菌が侵入して起こる急性の炎症で、瘭疽は正式に「化膿性爪囲炎」と呼ばれます。甘皮がめくれてできるささくれや、手荒れなどが原因で爪の縁にそって赤く腫れずきずきと痛みます。悪化すると膿が溜まり、眠れないほどの痛みを伴うこともあります。
1週間ほど前に、自転車のキーホルダーを付け替えた時に右中指の爪に引っかかってめくれてしまいました。初めは深爪した時などの軽い痛みで気にもとめてませんでしたが、2日経つと利き手でよく使うせいか、家事の際にズキズキと痛むようになってきました。実は小学生の頃、ひょう疽になり、授業中「先生、指が痛くて勉強できません」と手をあげ、そのまま病院に行き切開して膿を出した経験があります。この時はよほどひどい炎症だったので“もう少し遅ければ指を切断するところ”と言われとても怖かったのを今でもよく覚えてます。その後治りましたが、少し歪な指先になりました。痛いことを親にいうと叱られると思っていた時代ならではのエピソードです。
今回の痛みは、その記憶を呼び起こすように痛みが強くなり「これってひょう疽?!」とトラウマ的に思い出しました。普段、薬などは滅多に使用しない私ですが、この痛さから早く解放されたくて、家にあったステロイド入りの化膿止めを使いました。ところがあまり効果がなく、市販の非ステロイド抗生物質を購入し塗布ところ、痛みがほぼなくなりました。皮膚科には通院しなかったのですが、通院していたら鎮痛剤も処方されたかもしれませんね。もちろん塗り薬でも抗生物質の副作用の可能性があります。久しぶりの薬はよく効いて驚き、逆にこんなに効く薬ってどうなんと思ってしまいました。また、いつもならささくれ程度の傷ではこれほど炎症しないはずですが、免疫力が下がっていた状態だと反省中です。やはり免疫力を高めるには、バランスのとれた食事、よい睡眠、そして体を動かすことですね。
by 健幸運動志同士 みさぽん
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