休日をどのように過ごしておられますか?日頃の疲れを解消する目的で、家でゆっくりと過ごす方は多いと思います。しかし、このゆっくりというのが曲者で、ゆっくりし過ぎると筋肉の働きは、低下して却って疲れを作ってしまうようです。
一般的に筋肉は30歳くらいから減りはじめ、70歳代でなんと半分になってしまうと言われています。この計算でいくと、年に約1%という速度で減っていくことになります。しかし、40歳代や50歳代でも、プロのアスリートとして活躍している方もおられることを考えると個人差がかなり大きいと思われます。中には、90歳でギネスの記録になるような走力を身に付ける人もいるので、筋肉の機能は未知なことが多いと思います。
しかし、健康な人に寝たきりの生活をしてもうらうと、わずか一日で約0.5%も筋肉が細くなり、二日で1%も細くなったと報告されています。前述の年に1%減の計算で考えるとたった二日で一年分の筋肉が減ってしまうことになります。あくまでも実験でのデータですが、土日の休みをゴロゴロとしている方は注意した方が良いかもしれません。特に、寝てばかりの週末を過ごしてしまうと、筋肉の働きが衰えたように重怠く感じている人も多く、ゆっくりしたのに疲れが抜けていない人も多い様です。
ヒトの身体は、脳がエネルギー消費量が多いので、エネルギーの最大消費者である筋肉を減らすことで、省エネで過ごせるようにしようと作用するようです。しかし、色々な反応に呼応し易い筋肉は、適度に使うことでそれは防ぐことができます。ヒトの身体は、動くことを基準に造られているので、適度に身体を動かすことは不可欠です。この休みをゴロゴロしていた方、次の休みの日はゴロゴロせず、運動をする時間を少し作ってみてください。意外とスッキリすることを味わえると思います。
by ボヤッキー
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