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体温

 体温は、計測する部分で温度が違いますが、ヒトの身体の深部体温は、成人の場合、約37℃に設定され、身体の機能を正常に保つために一定の温度に保たれています。一般的に体温を測る場合、腋窩(脇)で約36.5℃が正常と言われています。腋窩以外にも、直腸(肛門)、口腔(口)、鼓膜(耳)などで計測ができ、これらの中でも1番深部体温に近いのが直腸で、正確な数値と言われています。計測時の値は、直腸温>口腔温・鼓膜温>腋窩温度の順で低くなり、直腸と口腔・鼓膜では、約0.5℃の差、口腔・鼓膜と腋窩でも、約0.5℃の差があると言われています。だから、直腸温と腋窩では、約1.0℃の差になります。
 体温は、年齢・時間帯によっても変化します。乳幼児の体温は大人に比べて高く年齢が上がると低くなっていきます。その理由としては、乳幼児は汗腺が未発達で汗をかき難いことや皮膚が薄く、皮膚表面の温度が高くなり易いなどが挙げられます。また、体温調節機能が整ってないために外気温からの影響を受け易いことも影響しているようです。
 体温は、1日の中でも早朝(午前2~6時)に1番低くなり、日中(午後14時~18時)にかけて高くなります。1日の中での変動幅は約1℃とされており、朝起きたタイミングで身体が固まっているように感じるのは、冷えによる筋肉の緊張と就寝中の活動量が少なくなっていることが考えられます。
 これから暑さが増して汗をかき易くなりますが、日本は「高温多湿」により中々皮膚表面が乾かないため発汗による体温調節が難しくなって、熱中症のリスクが高くなります。そして、体温の調整には自律神経が正常に働くことが必ず必要となりますが、この自律神経を活性化してくれるのが運動です。だから、生活に運動習慣を取り入れて、この自律神経の働きを引き上げ、この時期を過ごし易くする為にも今から身体を動かすようにしていきたいですね。
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