お陰様で、ATTiVO Body Care GYMは、18回目のお正月を迎えさせていただきます。たくさんの方に支えられて、やってこれたと感謝しております。更に精進し、喜んでいただけるように取り組んでまいりたいと思います。よろしくお願いいたします。新年の最初のお代は、気温変化が大きく風邪を患っている方が多いので、体温と風邪の関係についてを取り上げました。
風邪やインフルエンザ、コロナウイルスなどの感染症にかかると、私たちは「熱が出たから早く下げなきゃ」と考えてしまいます。しかし、発熱は身体を守るための重要な防御反応なのです。発熱のメカニズムとその意外なメリットについて確認していきたいと思います。
発熱の仕組みは、体内の温度調節機能を持つ脳の視床下部が関係しています。
ウイルスや細菌が体内に侵入すると、免疫細胞がそれを感知し、サイトカインという物質を放出します。このサイトカインが視床下部に「体温を上げろ!」という指令を出します。その結果、体温が上昇し、発熱が起こります。体温が上がると、白血球やリンパ球といった免疫細胞が活性化し、ウイルスや細菌と戦う力が強まります。また、インターフェロンという抗ウイルス物質の分泌も促進されるため、回復が早くなることが知られています。
そして、多くのウイルスや細菌は37℃前後で最も活発に増殖しますが、38℃を超えるとその活動が鈍くなるため、身体は発熱によって敵の動きを封じ込めようとします。更に体温が上がると血流が良くなり、酸素や栄養素が細胞に行き渡りやすくなって、細胞の修復や老廃物の排出がスムーズになり、回復が早まります。
主に筋肉で熱を作り体温を上げていますが、筋肉の働きが悪いと熱を作れなくなります。また、筋肉は血液のポンプ作用も持っているので、働きが悪いと血液の循環も悪くなります。つまり体温を上げ難く、回復が遅くなります。感染症になったら、身体を冷やさないように温めることが重要になります。
風邪をひいて、やってはいけないこと
・解熱剤を使わない(熱は身体の防御反応なので、むやみに下げると回復が遅れる)
・食べすぎない(消化にエネルギーを使うより、免疫力を高めることが優先)
・適度な水分摂取(脱水状態は循環を悪くしてしまう)
・すぐに風邪薬を服用しない(身体を守る反応を抑えるのは回復を遅延させる)
身体は高い治癒力を持っていますので、身体の回復を助けるような対応をすることが大切です。
by ドクトル・ノブ
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