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偏平足

 このコラムでも何度か取り上げられている扁平足(へんぺいそく)ですが、一般的に足の横アーチ、内側縦アーチ、外側縦アーチで、土踏まずを構成していますが、これらが低下し、足の裏全体が地面に接触する状態を指します。通常、足のアーチは体重を分散させ、歩行時の衝撃を吸収する役割を果たしています。しかし、扁平足ではこのアーチが崩れてしまうため、足だけでなく身体の筋肉や各関節の靭帯に過度な負担がかかり、さまざまな症状を引き起こすことがあります。
 扁平足そのものは無症状であることが多いですが、よく起こるトラブルが、
・足の疲労感や痛み:足の筋肉や靭帯に余計な負担がかかるため、長時間の歩行や立位で足が疲れやすくなります。また、外反母趾にも繋がります。
・足底腱膜炎:足底の結膜組織に過度なストレスがかかり、炎症や痛みが生じます。
・足首、膝、股関節への負担:足のアーチが崩れることで足全体のバランスが悪化し、関節に過剰なストレスがかかり、痛みや変形を引き起こすことがあります。
・腰痛や背中の痛み:足のアーチが崩れることで歩行バランスが崩れ、身体を支える背や腰への負担が大きくなります。
 原因として、正しく歩くことができなくなっていること、身体をバランス良く動かすことが少なくなったこと、道路も整備され、地面の凸凹でバランスを取らなくてもよくなったこと、体重増加と姿勢不良によって、アーチ構造を保つ力が弱くなっていること等が挙げられます。当然、足を動かす機会が減っており、アーチ構造を支える筋力が衰え、それをサポートする筋力も低下しています。つまり、足や身体全体の筋力を使わなければならない環境、生活習慣がほとんどなくなっていることが、扁平足になってしまう原因です。扁平足が、身体の異常な状態を現わしているので、関節痛や基礎代謝、免疫力の低下に繋がってしまいます。これらを解消するためにも、普段から適度な運動を取り入れていきたいですね。
by ガッキー
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