湯治というくらいですから、身体の良くない症状は、入浴で結構改善できるようです。
慢性の頭痛には、後頭部から肩にかけて重苦しい痛みがある筋緊張性頭痛と、ズキンズキンという痛みが特徴の片頭痛の2種類があります。そして、筋緊張性頭痛は、肩や首、頭まわりの筋肉の緊張が原因なので、38~40℃の湯に15分ほど入り、筋肉を和らげ、血流をよくすることで痛みが改善します。しかし、片頭痛は、頭の中の血
管が拡張することでまわりの神経が圧迫されて痛みが出るので、湯船につかると血管が拡張して痛みを悪化させてしまうので、入浴は控える方が良いです。また、疲れ目には、38~40℃のぬるめの湯に15分程度つかりながら、ホットタオルを目の上に当てるのと、目のまわりのマッサージを交互に行うと目のまわりに酸素が送りこまれて疲労物質が取り除かれるので、改善します。
アレルギー疾患にも有効です。アトピー性皮膚炎には、42℃以上の熱い湯は、かゆみを生むヒスタミンという物質を作ってしまうので厳禁です。皮脂や角質層のバリア機能を変化させない、ぬるめの湯にゆっくり浸かることで、症状を悪化させる雑菌を減らします。ソープはできるだけ肌に刺激の少ないものを選び、かゆくてもゴシゴシ擦らないようにすることが重要です。
花粉症には、体や髪についた花粉を洗い流すためにも毎日入浴が有効です。鼻づまりの症状は、鼻の奥の粘膜の下の毛細血管に血がたまり腫れているのが原因なので、入浴で血流をよくすると一時的ですが鼻づまりは解消します。また、お風呂で湯気を吸うと、花粉やアレルギー物質が洗い流されるようです。
入浴は、私たちの体の自律神経に働きかけてくれます。42℃以上の熱い湯に入ると、交感神経が刺激され興奮状態になり、40℃程度のぬるめの湯に入ると、逆に副交感神経が刺激されて心身がリラックスします。わずかな温度差によって体に及ぼす効果が変わるので、身体の状態に合わせて温度を変更していくと良いようです。
by フェルマー
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