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手関節 その2

 前回の続きですが、毎日、酷使している手ですが、やはりトラブルも多いようです。骨折、腱鞘炎、突き指、リウマチ、ガングリオン(ゼリー状腫瘤)・・・どれかは経験がある方も多いと思います。どの症状も日常生活で多少はありますが、生活に支障をきたし、厄介です。日頃使うせいか、治りも遅いような気がします。中でも骨折は、回復までに一定の期間がかかり、長期間不自由になります。
 手首の骨折が多いのは20歳未満の大半が男性で競技スポーツ中の怪我、そして、成長しきってない年齢での過度なトレーニングに骨がついていけず疲労骨折などが原因となりますが、高校生になると骨も成長してきてだんだん骨折の頻度は少なくなります。若い方に多いのか、、、それは事実なのですが、年代的に中高年の女性の骨折の話を聞くことも多いのでやはり他人事とは思えません。
 手首の骨折は、場所・折れ方によって名前があります。転倒などして、手の平をついて骨折がコーレス骨折(橈骨遠位端骨折)また手のひら側に折れるスミス骨折と呼んでいます。他、舟状骨骨折(痛みが軽い場合も多く、見逃されることもあります)
 関節内骨折の代表が、バートン骨折やショーファー骨折です。
バートン骨折  バートン骨折には、掌側バートン骨折と背側バートン骨折があり、橈骨の遠位端の骨折を言います。
ショーファー骨折 橈骨茎状突起骨折のことをいいます。
手根骨骨折 手の旋回運動などを頻繁に行う人や、格闘家、ボクサーなどに多い骨折です。
 入院する割合は大腿骨などに比べるとかなり低い割合になりますが、治療に軽度のコーレス・スミス骨折で、3〜6週間、バートン骨折やショーファー骨折は、関節内骨折であるだけでなく、高エネルギー外傷に繋がりますので、靱帯損傷を高率に合併し、手術後リハビリ期間も含め半年以上に及ぶことがあります。また、高齢の方が骨折すると治るのにさらに時間がかかります。リスク要因として、加齢や骨粗鬆症が挙げられていますが、日々の運動不足が骨折リスクを高める一番の要因となります。骨の強さは、筋肉の働きに準じますので、転ばぬ先の杖ならぬ、転ばぬ先の運動に取り組んでくださいね。
by 健幸運動志同士 みさぽん
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