リステリア菌は、あまり聞きなれない菌ですが、実は身近に潜んでいます。とろけるチーズ、そのまま食べれるチーズがスーパーに並んでいて、要加熱の表示を見たことがあるって方もいらっしゃるかもしれません。この表示は食中毒になるリステリア菌に関する重要な表示です。
1つの村に1つのチーズがあると言われるチーズ王国のフランスで、最近リステリア菌の食中毒が報道されました。
フランス中央に位置するCreuse(クルーズ)県にある、シャヴグラン(Société Chavegrand)社の工場で生産されたチーズを食べた疑いがある2名以上が死亡と農業省が報告し対象商品が回収されています。フランス人の生活に欠かせないチーズで、まさか死亡事故が起きるなんて驚きました。リステリア菌は、冷蔵庫の中でも増殖してしまうやっかいな強い細菌です。もちろんチーズだけでなく乳製品は繁殖しやすいので注意が必要です。
日本で普及しているプロセスチーズは製造過程で加熱処理され、リスクは少ないと言えますが、原料が加熱殺菌されてない生乳で作られたナチュラルチーズは注意する必要があります。例えば、フランスだとパッケージに”Lait cru”(レクリュ)と表示されています。殺菌乳で作られたチーズと比べると旨味が違い、チーズ好きにはファンが多いです。健康な大人には発症しにくいといわれていますが、高齢者、妊婦、免疫機能が低下している人は感染すると重症化する恐れがあります。
実際今回フランスで発症した21例では、34歳の感染者もいます。チーズ好きの私には怖い事件ですが、日本では生乳チーズは、高価でなかなか手が出ません。リステリア菌は一般的に加熱で死滅しますので、心配な方は加熱しとろけたチーズを食べるのが安心ですね。食中毒はもちろん原因菌がありますが、人間本来の免疫力が大きく影響します。その免疫力を整えるのが運動です。適度に身体を動かし、質の良い睡眠、バランス良く食べて免疫力を落さないようにお過ごしくださいね。
by 健幸運動志同士 みさぽん
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