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筋トレ時の呼吸

 一般的に目いっぱい力を出そうとする時は、無意識に呼吸を止めています。しかし、筋トレをしている時に呼吸を止めるのは、あまりお薦めはできません。その理由は、呼吸を止めて力むことで血圧が急激に上昇し、めまい、ふらつき等の体調を崩すリスクが高まるからです。また、二酸化炭素の排出量が減って、身体への負担が増えることになり、トレーニング効果が上がり難くなる可能性もあります。
 今回は、筋トレ中の呼吸方法について紹介させていただきます。筋トレの目的は、筋力・体力の向上、健康増進、ダイエットなどの効果を上げることと思います。だから、いわゆる気張るという呼吸を止めることを続けるのは、健康増進という観点からは外れてしまいます。しかし、無暗に呼吸すると力が入り難く、筋力の向上に対してはブレーキになってしまいます。呼吸を止める状態とあまり変わらずに力が出せて、身体に無理が無いように呼吸することが、効果を上げるポイントになります。
 呼吸時の空気の出し入れは、基本的に肺ではなく「呼吸筋」と呼ばれる胸郭周辺の筋肉群です。筋トレ中に正しい呼吸を意識すれば、自ずと呼吸筋もトレーニングを行うこととなります。呼吸筋の働きが良くなると、呼吸機能の向上だけでなく、正しい姿勢や安定したフォームに繋がります。また、空気の出し入れが、スムーズになるので疲労回復も速やかになります。疲労回復が効率良く行われることは、トレーニングでの集中力の持続時間が長くなり、短期間でのレベルアップも可能になります。
 更に高負荷でのトレーニング中は、体内に二酸化炭素が増えるだけでなく、活性酸素の産出量も増えます。しかし、呼吸を意識したトレーニングでは、スムーズな二酸化炭素の排出や活性酸素の除去ができるようになります。呼吸は、酸素を取り入れるというイメージが強いですが、二酸化炭素の排出の方が重要と言えるかもしれません。その証拠に息をしばらく止めて、次に行うことは息を吐くことからも分かると思います。だから、運動時は、二酸化炭素の排出が多くなるので、マスクを装着しての取り組みは、身体にすごく負担をかけてしまいます。正しい呼吸で筋力トレを行って、筋力の向上、健康増進に繋げてくださいね。
by アイフェット
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