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肉を食べないと筋肉が減る?

 プロスポーツ選手たちの間でも、ヴィーガン(肉・魚・卵・乳製品などを全く食べない人)へのシフトチェンジが高い注目を集めています。「肉を食べないと力が出ない」と言われていましたが、科学的な根拠はありません。体重が100kg以上もある筋骨隆々のNFL(アメフト)トッププレイヤーの中にもヴィーガンやベジタリアンは何人もいます。テニスプレイヤーのノバク・ジョコビッチ選手が、ヴィーガンというのは有名になっていてご存知の方も多いと思います。また、サッカーのメッシ選手、クリスチアーノ・ロナウド選手も、タンパク質は主に植物性の食べ物で補給しています。メジャーリーグのホームラン記録を持つハンク・アーロン選手、陸上競技のカール・ルイスもヴィーガンだったというのには驚きです。
 もはや「肉や魚を食べないとスポーツでは勝てない」というのは迷信で、それどころか実は逆であるということが科学的に明らかになりつつあります。その理由は、肉を食べれば食べるほど、腸内環境が悪くなることが確認されていて、消化吸収の速度が遅くなって、栄養価ほどのタンパク質を吸収することができなくなってしまうことが報告されています。そして、肉を食べるのをやめる、もしくは減らすと腸内環境は確実に改善されていき、腸の調子が良くなり、体が強くなるだけではなく肌も髪もキレイになります。成人病になるリスクもかなり低くなることも分かっています。
 そして、肉で摂れて、野菜で摂れない栄養素は一つもなく、タンパク質を豊富に含んだ野菜はたくさんあるので、ヴィーガンやベジタリアンになったからと言って、摂取できる栄養価が低下するということはまったくありません。ヴィーガンにシフトチェンジすると、プロスポーツ選手のパフォーマンスが向上するというエビデンスが数多く論文で発表され始めているので、ヴィーガンのプロスポーツ選手がさらに増えていくことが予想されます。そして、我々は、いきなりヴィーガンやベジタリアンになるのではなく、毎日食べていた肉を、週に2回位は食べない日を作る、というところから取り組んでいけば良いと思います。
by ボヤッキー
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