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運動能力は、いつ決まる?

 運動機能、能力は、12歳くらいまでに総合的な体の動かし方については確立されると言われています。12歳位までに色々な運動や体の動かし方に取り組むことは、その子の運動能力の基礎を作ることになります。大事な時期にファミコンゲームなど、家で活動することに夢中になっているのは、すごく残念な状態と言えます。体を動かすことを学べて、脳の機能も向上させることに最適な時期だからこそ、運動だけでなく色々な機能の発達が著しく高めることが可能なようです。
 私達が体を動かすためには、脳から体を指令を筋肉に送ります。脳からの指令は脊髄(中枢神経)を通り脊柱の椎間孔から出て末梢神経となり筋肉に伝わって手や足などを動かします。筋肉に指令を伝える運動神経は、筋線維と繋がっているのですが、一本の神経が一本の筋線維と繋がっているのではなく、基本的に一本の運動神経は枝分かれして複数の筋線維と繋がります。この運動神経と複数の筋線維とのつながりを運動単位と言って、力の大きさにも関係します。あまり強くない運動では、運動単位の動員数は少なく、速くて強い運動では運動単位の動員は多くなります。
 小さなお子さんには、しっかり体を動かす習慣や楽しさを教えてあげて、体の基礎能力を上げていくことは大切ですが、大人も身体を動かすことで色々な機能を獲得することが可能です。例えば、脳梗塞の罹患者がリハビリにて改善される通り、運動機能、神経は、大人になってからでも発達します。ただ大人の場合、子供のようにただ色々な体の動かし方をすれば良いのではありません。今まで使ってきた体の使い方の癖により、偏った筋肉を使っているため、弱っているところや使えていないところを、バランスよく使うように運動する必要があります。正しく身体を動かすことができるようになれば、今抱えている関節の痛みなども改善していきます。ヒトの身体は、動かすことを基準に造られているので、身体を動かさないと関節だけでなく、内臓や脳の機能にも異常がでてくるので、身体を正しく動かせるように取り組んでくださいね。
by 筋治良
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