この時期は、急激な気温の変化で体調を崩し易く、夏の疲れが一気に襲ってきたように感じて、疲れが取れ難いこともあるかと思います。このような気候の変化によって起こる体調不良を気象病の一種を秋バテなどと呼んでいます。秋バテは、夏の疲れや気温の大きな変化がこの時期に現れる怠さや食欲不振、めまい、頭痛などの体調不良のことを言いますが、夏場のエアコンによる室外と室内の寒暖差に因る身体の疲れや秋の気温や気候の変化による血液循環や自律神経の乱れが原因とされています。又、冷たいものを摂りすぎることによる内臓冷えで、消化器系にも影響して、症状に出てくるケースもあります。更に、やる気が出ない、気分が憂鬱になるなどの精神面に不調が起こることもあります。その精神面の症状には、気温の変化のほか日照時間の減少も影響すると考えられています。
秋バテの対策としては、睡眠、食事、入浴、運動の4つに気をつけると良いとされているのでそれぞれ確認していきたいと思います。
睡眠は、自律神経を整えるためには起床や就寝の時間を毎日一定にすることが大切です。必要な睡眠時間は個人差がありますが、成人で6〜8時間とされています。睡眠時間がしっかり取れている目安としては
①起床時にスッキリと起きれる。
②昼間に強い眠気が生じない。
食事は、体を温める食べ物や疲労回復に役立つ栄養の摂取が大切です。体を温める食事としてお薦めは、ニラや生姜、にんにくなどです。疲労回復には、ビタミンB1が効果的なので豚肉やレバー、玄米、豆腐などがお薦めですが、バランスの良い食事が一番大切です。
入浴は、38〜40℃のお湯に浸かることで、疲労回復、自律神経の乱れを整え、睡眠にも効果的です。食後2時間以上開ける方が良く、就寝1.5時間前が効果が高いと言われています。
そして、適度な運動は、身体全体の調子を整える作用がありますので、自律神経の乱れや良質な睡眠には、効果的なので是非取り入れるようにしてみてください。
by 梅おにぎり
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