運動には、身体に良い影響となる作用がたくさんあります。
特に筋トレにはがんによる死亡率を33%減少させたり、「睡眠の質を上げる」「不安や鬱病を改善する」などのメリットもあります。筋トレは、健康のためにも必要不可欠だと思っている人は多いですが、スポーツクラブなどで筋トレを始めた人のなかで1年間続けられる人は、わずか4%に満たないと報告されています。つまり、人は健康でいたいと思いながらも家でゴロゴロしてテレビを見るような不健康な行動が好きで、筋トレのような健康に良いと思われるような行動も苦手なのです。
このような人間の矛盾した性質を「運動のパラドックス」と言います。そして、この矛盾を解明したのが現代の進化論です。
筋トレが続けられない理由を次のように述べています。約180万年前、ヒトは発汗機能や二足歩行の発達など自身の身体を狩猟活動に最適化させるよう進化させてきたことを進化論理的合理性と言います。そして、この観点から現代人の「筋トレが続かない理由」があります。旧石器時代では食糧難が続き、限られたエネルギーを効率的に使用する必要がありました。その為、ヒトは生き延びるために少ない摂取エネルギーを狩猟や生殖活動へ優先的に使用し、それ以外の余暇の時間は極力エネルギーを使用しないようにプログラム化されています。
このようにヒトは旧石器時代の環境で身体と心を適応させ進化してきました。そして、現代の生活では長時間のデスクワークを終えるとカロリーの高い食事をして家ではテレビを見ながらゴロゴロしています。
たまにはジムへ向かおうとしますが旧石器時代で適応した心は私たちに「無駄なエネルギーを使わないように、ゴロゴロしていいんだよ」と語りかけてきます。このように、筋トレが続かないのは当たり前でヒトは筋トレをするようにはなっていないのです。これが、現代の進化論が明らかにした運動のパラドックスの答えであり、筋トレが続かない理由なのです。つまり、筋トレが続かないのは、私たちの意志が弱いわけではなくエネルギーを無駄遣いさせないための自然で生理的な反応なのです。だから、続けている人は、偉いのです。
by アイフェット
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