血液検査で、尿酸値が高いと言われたことのある方も多くなっているようです。尿酸値が高くなると色々な身体へ悪影響がでてきます。尿酸は「プリン体」という物質が体内で分解されてできる、分解産物です。「プリン体」は運動したり、臓器を動かしたりするためのエネルギー物質で、常に体内で作られています。
また、私たちの細胞には遺伝情報を伝える役割を持つ核酸という物質があります。
この遺伝情報であるDNAは、核酸の集合体(組み合わせ)で正式名称を「デオキシリボ核酸」と言います。核酸の構成成分もプリン体で、古くなった細胞を分解する新陳代謝の過程でこの核酸からプリン体が出てきます。つまり、プリン体(尿酸)の産生は、人間が生きていく上で必須の現象なの、生きていく限り、必ず尿酸が作られることになります。更に、プリン体は細胞の中にあるので、動物・植物いずれの食品からも体内に入ります。これらのプリン体は主に肝臓で分解され尿酸となり、一時的に体内に溜め込まれた後、尿や便として排泄されます。そして、肝臓で「プリン体」は「尿酸」に分解され、腎臓を経由して尿中に排泄されます。
尿酸は、全て排泄されないで、体内に残るのは、抗酸化作用などの有用な働きもしてくれるからです。
しかし、血液中にある尿酸の濃度が過剰になると身体にマイナスな作用となり、高尿酸血症と言われる状態になります。高尿酸血症は女性と比較して、圧倒的に男性の罹患者数が多いのは、女性はホルモンの関係により、腎臓から尿酸の排泄を促す作用があるので女性は少ないようです。しかし、女性でも閉経後など女性ホルモンの分泌量が減少すると高尿酸値症を発症しやすくなります。
生活習慣の乱れが原因で、尿酸値は上がる傾向になります。プリン体の過剰摂取・メタボリックシンドローム・運動不足・栄養が偏った食生活・肥満なども原因となって高尿酸血症の発症となります。対策として、尿酸合成抑制剤や尿酸排出促進剤などの薬がありますが、減量と運動で充分改善可能なので、重篤な状態になる前に取り組んでいただければと思います。
by 破易怒
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