入浴には、身体の調子を良くする効果もあり、各地に湯治を行う病院があるくらいです。今回は、効果的な入浴法や入浴温度、時間を確認していきたいと思います。
気分が落ち込んで何もやる気が出ないというときは、交感神経に働きかけるために、42℃程度の熱めのお湯に5分ほど入るのが良いようです。また、うつ病の予防には、38℃程度のぬるめのお湯に毎日ゆっくり浸かってリラックスすることが効果的なようです。寒いと42℃以上の熱めのお湯に入ると一時的には体温が上がりますが、40℃までの湯に10分つかった後の方が、1時間後も体の温まりが保たれるというデータもあります。
腰痛・肩こりには、40℃のお湯に3分肩までつかった後、30℃程度のぬるま湯を手足の先にシャワーで30秒かけることを3回繰り返していただき、最後はお湯につかってから出ます。血管の拡張と収縮が繰り返されることで血流が改善し、疲労で発生した炎症物質が減少するため疲れがとれると報告されています。
高血圧には、38~40℃のぬるめの湯に15分ほど入ると血管を広げて血流が良くなり、入浴後8時間は血圧が下がる効果が続くというデータもあります。
しかし、冬場は寒い脱衣所からいきなり熱い湯に浸からないで、かけ湯をしてから入るようにしてください。不眠の方は、就寝1~2時間前にゆっくり入浴すると効果が高いようです。基本的に人間は体温が下がっていくときに眠くなります。寝る1~2時間前に、38~40℃の湯に20分つかっていったん体を温めておくとちょうど寝る頃に体温が下がるので、眠りに繋がります。また、悩みや考え事が頭の中を巡って眠れないときも、ひとり裸でリラックスできるお風呂は、頭の中を整理してリセットする空間としても有効です。
私たちの体にある自律神経は、42℃以上の熱い湯に入ると、交感神経が刺激され興奮状態になります。しかし、40℃以下のぬるめの湯に入ると、逆に副交感神経が刺激されて心身がリラックスします。わずかな温度差によって体に及ぼす効果が変わるので、注意が必要です。上手く入浴を活用し、元気に過ごしたいですね。
by ガロア
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