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脳梗塞の改善、予防

 脳梗塞は突然発症して、その多くは片麻痺や感覚障害など生活に支障をきたす重大な後遺症を残すことがあります。そして、最悪の場合には命に関わる事態になるので、直ちに対応して後遺症を最小限にすることが極めて重要と言えます。そのためには初期症状を知って、直ちに緊急受診行動をとることができるようにしておくことが大切です。特に症状が軽い場合は、受診行動が遅れてしまうことが多く、治療の機会を失いがちです。「脳卒中は『顔・腕・ことば』ですぐ受診」のポイントを覚えて、直ちに受診行動がとれるようにしたいものです。
・顔:「イーッ」と言ってもらう。口の片方だけしか動かないときは異常です。
・腕:両手のひらを上に向けて「前にならえ」の姿勢をとらせ、目をつぶってゆっくり5つ数えます。片側の腕が下がってくる場合は異常です。
・言葉:ろれつが回っていない、言葉が理解できない、話せない場合は異常です。一人暮らしの方なら、いつも話している人に電話してみるのも役に立ちます。
顔、腕、ことばの3つの検査を行って、1つでも異常がある人を脳卒中だと判断したとき、およそ7割当たります。これは、海外ではACT-FASTとして知られている脳卒中の判断方法です(ACT:行動、F:face、A:arm、S:speech、T:time)。暗記だけでなく、とっさのときに正しくテストできるよう常日頃意識しておいてください。
 ラクナ梗塞やアテローム血栓症梗塞に対しては、動脈の中で血栓がつくられるのを防ぐため、抗血小板薬が有用となります。また、頸動脈に高度の狭窄を認める場合には、頸動脈内皮剥離術(CEA)という手術によってプラークを除去する方法や、血管内にステントを置いて狭窄部分を広げるステント留置術(CAS)が行われることもあります。さらに、メタボリックシンドロームや高血圧、喫煙など、是正可能なリスクファクターの徹底した治療、管理、悪い生活習慣の改善が再発予防につながると考えられます。脳梗塞予防には、食事・運動などの生活習慣を改善することを心がけることが大切です。特に運動は、血液循環には重要な働きをして、血管そのものの働きも高めます。
by グランブラー
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