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膝の痛みは、大腿四頭筋が原因?

 大腿四頭筋は、たいへん大きな筋肉で、強い力を発揮して、使い易い特徴を持っています。そして、名前の通り4つの筋肉の総称で、大腿直筋・外側・内側・中間広筋にて構成されています。大腿直筋が骨盤に付着していますが、その他3つの筋肉は大腿骨に付着しています。しかし、4つ全ての筋肉は、膝蓋骨(膝のお皿)に膝蓋靱帯として一つに束ねられて膝蓋骨を包んで脛骨に付いています。4つの筋肉は、主に膝関節を伸ばす働きをしますが、大腿直筋だけは股関節の動きにも関与します。
 一般的に大腿四頭筋は、膝を支える関節と捉えられていますが、別名「ブレーキ筋」と言われるように踏ん張ったり、動きを止める時に作用する筋肉なので、歩く、走る等の動作時に多用されると膝に大きな負担となります。現代人の日常生活においての大腿四頭筋頻度は、必要以上に働いているケースがほとんどです。姿勢不良・過体重・アンバランスな筋肉の働きなども多様に繋がっている要因です。
 本来、立位の状態では踵付近に重心線があり、横から見ると耳・肩・大転子・膝関節の前方が直線上になります。しかし、姿勢が崩れると重心位置が前に移動する為、大腿四頭筋の働きが強くなってしまいます。また、体重が増える事で姿勢不良が悪化して、大腿四頭筋の負担が大きくなり、膝の正常な動きを阻害してしまうことになります。また、大腿四頭筋の拮抗筋であるハムストリングスは、別名「アクセル筋」と呼ばれていて、歩行や走行などの動きに必要とされる筋肉ですが、長時間座っている事の多い現代社会では、使用する機会が激減し働きが悪くなってしまい、大腿四頭筋との不均衡なバランスが膝に負担を大きくさせてしまいます。
 膝の痛みは、一般的に湿布や鎮痛剤、サポーターを使用するなどの対処法として捉えられていますが、根本的な改善法とは言い難いモノばかりです。当方で提案させていただいているのは、私生活で意識する事の難しいハムストリングスや殿筋に着目し、根本的な改善に取り組んでいただいてます。変形したり、痛みが続いていた膝関節が改善されていて、驚かれています。身体がバランス良く使うことが出来れば、いつの間にか「痛みがなくなっている」なんてことが可能になります。膝の痛みがある方は、当方にご相談ください。
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