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スクワットは、身体に良いの?

 スクワットというと数々のメディアや書籍でも取り上げられている運動の代名詞的存在です。実際に「キングオブエクササイズ」と呼ばれるほど全身を使って使う筋肉が多いエクササイズとなっています。スクワットは、有名人や多くの方に周知されてきたからか、ご自宅で取り組まれている方も多いと思います。ただ、スクワットに限らずですが、やり方を間違うと怪我や正しくない身体の使い方を習得してしまうリスクがあります。
 スクワットというと「膝をつま先より前に出してはいけない」と見聞きした事があるかもしれませんが、膝が前に出る事だけが悪いとは限りません。まず、膝がつま先より前に出るデメリットととして膝の剪断力が働きやすくなってしまう事です。剪断力とは簡単に言うと前後のズレになります。膝の関節は太ももの大腿骨と脛骨の間に膝蓋骨がある構造なのですが、膝が前に出過ぎると脛骨と大腿骨が引っ張り合う形(剪断力)になる為に膝の関節にすごく無理のあるフォーム、使い方になります。スクワットをして膝が痛いという方のスクワットは結構な確率でこういったフォームになっておられます。
 ただ、逆に膝を前に出さない意識が強過ぎて腰を反らせてしまう代償が起こる事もあります。こういった形になると今度は腰の負担が多くなり腰痛の原因になりかねません。
スクワットは上手く出来るととても有益ですが、スクワットの難しいところは、体系的にやるだけでなく、身体の柔軟性やバランスなども考えて動かし方を変える必要があります。つまり、見た目は簡単そうですが、お尻の筋肉や内ももの筋肉等が働かないと上手く出来ないので現代人には難しい運動と言えるでしょう。
 また、それ以外の背筋や腹筋の働きも必要となりますので、正しいフォームで行うのはたいへんだと思います。目的にもよりますが、スクワットをしたら膝や腰が痛い、太ももの前側ばかりがすごくしんどいという方はフォームを見直していただければと思います。
by スクープ
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