「朝食を抜くと体重が増える」という定説のメカニズムを、名古屋大大学院の研究グループが、ラットの実験で裏付けました。朝食を抜くことで、体内時計に狂いが生じるために起こるようです。
ラットは起きている間、餌があれば断続的に食べ続ける習性があり、研究グループは、56匹のラットを2グループに分け、一方には通常通り餌を与え、別の一方には起きた4時間後から餌を与えました。
前者は「朝8時に朝食を食べる人」に、後者は、「朝食を抜き正午に最初の食事を取る人」にそれぞれ見立てて、いずれにも14日間、高脂肪の餌を同じ量与えたところ、後者のグループのラットは通常より平均約7~8%体重が増加ました。
肝臓を遺伝子レベルで比べたところ、後者は体内時計をつかさどる時計遺伝子の働きに約4時間の遅れが生じ、体温の高い時間が短くなっていて、体内時計が狂い、活動時間が少なくなることでエネルギー消費が減り、体重が増えたと考えられるようです。
研究グループは「朝食欠食で太ることがラットで見えた。人間にも応用できる研究だ」と話しています。体内時計という視点から見た時でも、朝食を抜くことは、太ることが顕かになっています。また、生理的にも朝食を抜くことで、空腹時間が長くなるので、その後の食事の吸収量は増えて、エネルギー貯蔵に繋げる可能性は高くなります。それを考えると「朝食は、摂る方が良い」と考えられますね。
by頃僕来
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