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良性のめまい症?

 良性の目まい症とは、良性発作性頭位めまい症と言って、内耳の障害が原因で生じるめまいのひとつです。病態は、正常であれば内耳の卵形嚢と球形嚢に収まっている耳石(カルシウムの粒)が、そこから剥がれて内耳の別の部分(後半規管が最も一般的)に入ったときに生じるめまいのことを言います。頭の位置を変えたときに回転性めまいが起こるのを頭位性のめまいです。「良性」とは、この病気が危険なものではないという意味です。主な症状は、目が回る、フワフワするなどのめまいで、吐き気を伴うこともあります。めまいが生じやすいのは、寝返りをうったとき、寝ている状態から起き上がったとき、急に後ろを振り向いたときなど、「頭を大きく動かしたとき」です。めまいはたいてい、10~20秒ほどで治まります。
 良性発作性頭位めまい症になる方が、最近増えているそうです。リモートでの長時間のパソコンの利用などの長時間、頭を動かさず同じ姿勢でいる人に発症しています。耳鼻科で良性発作性頭位めまい症と診断される方の50%以上は、デスクワーク従事者とのことです。また、耳石は、カルシウムの結晶と言うところから、カルシウムの代謝という部分の影響も大きいと思われます。首にある甲状腺、副甲状腺から出されるホルモンによって全身のカルシウムの代謝は影響を受けるので、姿勢不良、肩こりなどにより、首周辺の筋肉が過剰に緊張してしまうと、甲状腺、副甲状腺が正常に働かなくなり、カルシウムの代謝が悪くなるようです。
 当方の利用されている方にもこの症状をお持ちの方が居て、その方も首や肩に凝りを持っておられましたが、当方での取り組みで、背中の丸まりと共に肩こりが改善してきて、症状も無くなってきています。人間の身体は、本来動かすのを基準に作られているので、運動不足になることで、内科的な部分での弊害も出てきているのですね。
by コオロギ
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