“認知症”という単語が、日常で見ない日は無いくらい頻繁に目にするようになっています。認知症は単なる物忘れと違い、症状がひどくなると介護が必要になるケースも少なくありません。しかし、一言で認知症といっても、実は色々あります。認知症は特定の疾患により発症され、その主な疾患には、脳血管障害、アルツハイマー病などの変性疾患、ルビー小体型、ビタミンなどの代謝・栄養障害、甲状腺機能低下などがあり、これらの原因により生活に支障をきたすような認知機能障害が出てきた場合に認知症と診断されるようです。
この中で特に多いのが、脳血管障害によるものとアルツハイマー型などの変性疾患の二つで、この二つを合併した脳血管障害を伴うアルツハイマー型認知症を含めた数は全体の約8割を占めています。そして、認知症は、年齢と深く関係があると推測されております。平均寿命は生活環境などの変化によりどんどん伸びていて、高齢者の方が増え、その結果認知症を発症する方が増えていると考えられています。脳血管性認知症の危険因子は、運動不足、肥満、食塩の摂取、飲酒、喫煙の生活習慣、高血圧症、高脂血症、糖尿病や心疾患が挙げられています。そして、アルツハイマー型認知症の危険因子も、食習慣や運動習慣が大きく関わっているようです。
これらの予防法については危険因子となるモノに気を付ければ良いと思います。特に、運動習慣においては、運動の強度と頻度が関係していることが確認されています。具体的には、普通の歩行速度をこえる運動強度で週3回以上運動している人は、全く運動しない人と比べて、危険度が半分になっていると報告されています。脳の血流を増し、高血圧やコレステロールのレベルを下げる効果があり、そのことが認知症の発症率に関係している可能性が示唆されています。
当方にお越しになっている方も、認知機能が改善されているケースを多々確認させていただいています。運動が、脳を活性化する一番の取り組みであることは、ハーバード大学の研究グループも報告しているので、是非とも運動を生活に取り入れていただきたいと思います。
by 筋知良
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