会議やお食事の席で、貧乏ゆすりをする人がいるとつい気になります。そんな貧乏ゆすりですが、近年では健康のために良いと言われているようです。イギリスでは、長時間座っているオフィスワーカーの健康問題に焦点を当て、これまで対象を変えて様々な調査が行われてきました。長時間座ることが死亡リスクを高めるということが知られていましたが、今回の研究では、貧乏ゆすりの多い女性は、長時間座ることに伴う死亡リスクを下げる可能性があるということが判ったのです。第二の心臓とも呼ばれている足の筋肉を動かすことで、血液を全身に巡らせることができ、死亡リスクを下げる可能性があるというものだそうです。
また、足を動かさずに長時間座ることで、足の静脈にできた血の塊(血栓)が、足を動かした途端に血流に乗って肺に飛び、肺血栓塞栓症を引き起こすというエコノミー症候群を防ぐためにも貧乏ゆすりが有効と言われています。これらの考えでいくと、貧乏ゆすりは人間の身体にとって良いもののように思えます。確かに長時間座って居る時にじっとせず身体を動かす、という点では良いと思います。ただ、貧乏ゆすり自体はそれを目的に身体の本能として行なっているとは考えにくいです。それならばもっと多くの人が貧乏ゆすりをしている、もしくはそれを無理に止めていることになると思います。そうでないのであれば、貧乏ゆすりとは自身の筋肉と脳の神経の促通状態が良くない、自身の身体を上手く使えてないことになります。そのような状態でいると、身体は使う部分が偏り、負担になり痛みを発することに繋がると思います。
実際私は以前貧乏ゆすりをすることがありましたが、身体を正しく使う練習を行ってから、貧乏ゆすりが出ていた姿勢にしても全く出なくなりました。貧乏ゆすりはやはり他人から見た印象は良くないので、長時間なるべく座らないようにし、正しい身体の使い方を習得するように運動をする習慣を付けましょう。
by コオロギ
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