運動中に水分摂取する時、水やスポーツドリンク、お茶等、人によってそれぞれ好むものは違うと思いますが、どんなものを選んで補給すれば身体にとって一番良いかを確認していきたいと思います。
人の体には“ナトリウムポンプ”という機能があり、電解質のバランスを保っています。体の中にある細胞は薄い膜を隔てて内と外に分けられていますが、本来正常な状態では、内側にはカリウム、外側にはナトリウムが多く存在しており、その物質の行き来があることで体は正常に動きます。細胞は常に薄い膜を隔てて、内と外で物質の吸収や排出を行っており、それにともなってナトリウムとカリウムのバランスも準じます。常に正常な状態を作り出すためにこのナトリウムポンプの作用しますが、水中毒のように水分摂取量が多過ぎて、作用が間に合わないこともあります。
汗をかくことはとても良いことですが、大量の汗をかくときは身体から電解質等も多少失われることになりますが、それにプラス水分摂取が増えるとナトリウムポンプ作用が追い付かなくなります。身体の中にある電解質のがバランスが崩れて、身体がうまく機能しなくなってしまいます。このことから、運動中に摂取する水分は、ポカリスエットなどスポーツドリンクの方が、良いと言われています。しかし、汗から電解質が出るのは、ほんの微量でほとんど汗腺で再吸収されます。だから、スポーツドリンクは、糖分も多く含まれていて、ミネラルの補填も多いのでお薦めいたしません。水で薄めて飲むのもひとつの方法ですが、10倍くらいに薄める必要があります。
お水にお塩をパラッと溶かして飲むのも良いですが、かなり高温で大量に汗をかく環境なら必要ですが、通常の汗のレベル(トレーニングウェアが汗で半分程度濡れる位)なら必要ないと思います。もし、塩水を作るならは、だいたい0.9%の食塩水(500mlに指一つまみ位)を作るようにしてください。濃すぎると脱水状態になって、身体に負担をかけることになります。快適に運動し、効率よく水分を摂取してくださいね。
by グランブラー
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