興奮した状態の時、「アドレナリンが出ている。」「試合中に痛みがわからないのは、アドレナリンが出ているからだ。」など、色々な場面でアドレナリンという言葉を耳にします。
アドレナリンの正体は、副腎髄質から分泌されるホルモンのことで、副腎は腎臓の上側に位置し、副腎髄質は副腎の中心部分を指します。また、それ囲んでいるものを副腎皮質と呼びます。副が腎髄質から分泌されるホルモンとして他にもノルアドレナリンやドーパミンなどがあり、これら3つのホルモンの総称をカテコールアミンと呼んでいます。
アドレナリンは、自律神経の交感神経が興奮することによって分泌が高まり、心拍数や血圧上昇が上昇し、体のパフォーマンスが高まります。また、覚醒作用があり、集中力や注意力も高まります。アドレナリンが分泌されることで、脳や神経が興奮状態なり、目の前の恐怖や不安に対して、体と脳が戦闘モードに切り替わり、立ち向かうことができて、痛みの信号も伝わり難くなるようです。
ノルアドレナリンとアドレナリンの最も大きな違いは、脳への精神的な作用の大小です。ノルアドレナリンは、脳内で神経伝達物質として作用されるため、恐怖や怒り、不安などの精神的な作用にかかわっています。一方、アドレナリンは脳内ではほとんど分泌されないので精神的な作用にはあまり関与していません。精神的に作用するノルアドレナリンの過剰分泌は「パニック障害」を引き起こす原因になると言われています。
ドーパミンも、脳内で作用される神経伝達物質の一つで、何かを成し遂げたとき、心地よい・楽しいと感じたときに放出され、快感や喜び、意欲を生み出すことから、幸せホルモンの一つと言われています。また、運動機能の調整にも働くので、ドーパミンの分泌が不足する事でパーキンソン病の発症が代表的な傷病です。
適度な運動は、脳の背外側前頭前野と呼ばれる部分を活性化させ、集中力や認知機能を高める効果があります。また、自律神経のバランスを整える働きもあり、精神面のコントロールにも作用します。スポーツの秋と呼ばれるこの季節に取り組むとカテコールアミンが、活性化されて心身ともに良くなりますよ。
by COMO
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