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睡眠のメカニズム?

 睡眠学研究の初期には、疲労により覚醒が困難になると“覚醒維持機構”の活動低下に陥った状態が睡眠であるという見方が主流でした。しかし、研究の発展により、睡眠はもっと能動的で、脳の中に睡眠を起こす部位が活発に働くことにより眠りが起きるという考え方に移行しています。これには2つの仕組みがあり、脳の疲れに応じて脳を回復させるための睡眠の仕組みである“睡眠恒常性維持機構”です。もうひとつは、“体内時計機構”によって、夜には眠るという2つのメカニズムが睡眠調節の仕組みとして働いています。
 覚醒中の疲労蓄積による睡眠欲求(睡眠圧)は、起きている時間が長いほど強くなります。起きている時に脳内ではアデノシンという物質が増え、神経活動を抑える方向に働くことで眠りたくなります。十分な睡眠をとる事で睡眠欲求は消失して私たちは覚醒します。
 もう一つは、体内時計から発信されるシグナルの指示で、交感神経の活性化、覚醒作用のあるホルモンの分泌、深部体温(脳温)の上昇などによりもたらされます。朝方になると、体内時計の働きにより睡眠ホルモンでもあるメラトニンの分泌が止まり、覚醒作用のあるコルチゾールが分泌され、体温が上昇して覚醒力は徐々に強まり、目覚めます。メラトニンの分泌は、明るい光によって抑制されるため、夜になるとメラトニンの分泌が高まって自然な睡眠を促進します。寝る事でメラトニンの分泌量は減少し、目覚めたときに明るい光を浴びる事でその分泌がリセットされます。そして、起床の約14~16時間後に分泌が再開されることで、睡眠と覚醒のリズムを調節していると言われています
 睡眠のリズムは、神経伝達物質の活動バランスによって細やかに調整されてます。人生の3分の1は睡眠と言われており、睡眠不足が続くと身体には悪影響が起こります。日中に行う適度な運動は体温を上げ、夜の体温との差を広げるため、結果として睡眠の質が上がるので、リフレッシュさせてくれます。良い睡眠で健康で快適に過ごしてくださいね。
by アイフェット
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