「コラーゲンは肌に良い」「美容にはコラーゲン」という言葉をよく耳にします。しかし、コラーゲンの役割は美容だけではありません。コラーゲンはたんぱく質の一種で、私たちの体を構成するたんぱく質の約30%を占めています。皮膚や靭帯、骨、軟骨、血管、角膜など、全身のさまざまな組織を構成する重要なたんぱく質です。
コラーゲンは、Ⅰ型・Ⅱ型・Ⅲ型・・・というように型で分類されており、約30種類以上あると言われています。その中でもⅠ型が一番多く、次いでⅢ型、Ⅱ型と続きます。
・Ⅰ型:皮膚・骨・腱・靭帯などに最も多く存在し、特に皮膚では約90%を占めています。
・Ⅱ型:関節軟骨に多く存在し、軟骨を構成します。
・Ⅲ型:組織に柔軟性をもたらして、Ⅰ型コラーゲンと共存している場合が多いです。
それぞれ存在する部位は異なりますが、いずれも体を支える組織に欠かせない役割を担っています。特に腱や靭帯、軟骨などに多く含まれるコラーゲンは、関節の動きや体をスムーズに動かすことにも関わるため、運動や日常生活を支える上でも重要な組織です。
では、コラーゲンを摂取すれば、そのまま肌や関節のコラーゲンになるのでしょうか。コラーゲンは毎日の食事から摂取することができます。しかし、摂取したコラーゲンがそのまま体内で利用されるわけではありません。一度、アミノ酸やコラーゲンペプチドに分解・吸収されます。アミノ酸は体内でさまざまなたんぱく質をつくる材料となり、その一部はコラーゲンの合成にも利用されます。
近年ではコラーゲンペプチドの働きについてさまざまな研究が行われていますが、
経口摂取による効果については現在も研究が続けられており、さまざまな見解が出てきています。一方で、体内でコラーゲンを合成するためには、ビタミンCはコラーゲン合成に欠かせない栄養素であり、鉄もその反応を助ける重要な役割を担っています。アミノ酸が必要だからと言って、たんぱく質を過剰に摂ることは身体に負担となるので、日頃からバランスの良い食事を心がけ、合わせて適度に運動してコラーゲンの合成を促進させてくださいね。
by フォーミー
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