多くの人が購入しているペットボトル飲料。ペットボトルは軽い材質で、飲みかけでも蓋ができるので持ち運びもしやすく、飲みきればその場で捨てられるなど、様々なメリットがあります。そのため、飲み物を飲み終わった後、再度洗って、水筒代わりに使い回ししている方も少なくないようです。一見とても便利な再利用に思えるかもしれませんが、デメリットもあります。
・ペットボトルは、洗いにくい!
便利なペットボトルですが、残念ながら水筒としての再利用には向いていません。そもそも再利用することを前提には作られていないため、飲み口も小さく、中をきれいに洗うことができません。また、ステンレス水筒などは熱湯消毒できますが、ペットボトルは熱により容器が破損したり変形したりすることもあるため、熱湯消毒にも向きません。
・乳幼児・高齢者・体調不良の方は特に注意を
ペットボトルの再利用が原因で、重大な食中毒などの事故に至った報告はないので、見過ごされていることが多いようです。しかし、増殖した菌などで嘔吐したり、発熱や下痢などのリスクなどはあるため、特に乳幼児や高齢者、妊婦さんなど、抵抗力の弱い人は注意が必要です。
・適切な使用でこまめな水分補給を
暑い季節は、水分補給はとても大切です。近年は特に35度を超えるような暑い日が続くこともあります。多くの細菌が、30~40度で増殖し易いので、気を付ける必要があります。お出かけにペットボトルを持っている方は多いと思いますが、疲れなどで抵抗力が落ちていると、増殖した菌に当たってしまうこともあります。なるべく早く飲みきれる小容量のペットボトルを買ったり、開栓後は冷蔵庫に入れたり、コップに注いでから飲むようにするなどの工夫も必要です。マイボトルも洗ってよく乾かし、安心できる容器での水分補給をしましょう。
また、抵抗力をつけ、少々の菌には負けない体力づくりも大切です。日頃からの運動習慣も心掛けましょう。
by chirune
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