サウナの入り方に温冷交代浴というものがあります。温冷交代浴は「温める」→「冷やす」→「温める」を繰り返す方法で、温冷の刺激によって血行が促進され、各身体機能が活性化し、自律神経を整え、新陳代謝を高める効果が期待できると言われています。そこで今回は、温冷交代浴の正しい入り方を紹介していきたいと思います。
サウナでは、多いときに1ℓ程の汗をかきます。サウナに入る前は、しっかりと水分を補給しましょう。また、空腹で入るのは危険ですし、逆に満腹も消化が悪くなるだけでなく、内臓にも負担をかけるので、最低でも1時間前には食事を済ませておきましょう。サウナの中は、上段が温度高め、下段が低めになっています。好きな場所にタオルかマットを敷いて座ります。室温にもよりますが、5〜12分位を目安にし、体が温まって、気持ちよく汗をかいたらOKです。
サウナでかいた汗をぬるめのシャワーで流してから、水風呂に入りましょう。手足から徐々に入り、中ではジッとするとほどなく冷たさが和らいできます。水風呂が苦手な人は足先を冷やすだけでもいいし、30度くらいのぬるい湯船かシャワーを使っても良いです。
水風呂から出たら体を拭いて、外気にあたりながら5〜10分くらい休憩しましょう。休憩することで、温冷の刺激から開放され、血流が一気に勢い良く全身を巡り始め、栄養や酸素が細胞に運ばれます。休憩こそがサウナの効果を得られる最大のポイントになります。ここまでが1セットとなり、このサイクルを2〜3回繰り返し、最後にゆっくり長く休んで終了です。
温冷交代浴には、平常時の2倍の血行促進力があると言われています。この基本の入り方をするだけでも、充分な健康増進効果が期待できるようです。但し、サウナの熱や水風呂は「気持ちいい範囲」で止めてください。我慢をすると交感神経が緊張してしまい血管が締まったり、ストレスが溜まるので逆効果になります。
By ルン
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