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ストレッチのタイミング?

 一般的にストレッチンというと、スタティックストレッチ(静的伸長)を指すことが多いです。しかし、ストレッチには、その他にヴァリスティックやダイナミックストレッチ(動的伸長)もあります。そして、このストレッチンの目的としての多くは怪我の予防のために運動前のウォーミングアップに行うものとして扱われています。
 ストレッチについての研究の一つに陸上競技のやり投げの競技者30人を対象にこのスタティックストレッチを行った時の筋出力を計測したところ、ストレッチンを行う前より約10%程度低下したと報告されています。今までは、傷害の予防とパフォーマンスの向上を目的と考えられていましたが、スタティックストレッチはウォーミングアップに行うものとしては効果は低いようです。
 では、スタティックストレッチは効果が期待できない不要なものかというと、そんなことはなく、運動後に行うとたいへん有効な働きをするのです。運動後疲労によって血流が悪くなっている筋肉の回復を促進し、遅発性筋肉痛(運動の数日後に起こる筋肉痛)を最小限に抑えることができると併せて報告されています。この結果からスタティックストレッチは、運動後に行うほうが効果が大きいようです。
 今まで運動前に行っていたスタティックストレッチを運動後にもっていくか、運動前なら今までより時間を短くして、ダイナミックストレッチやランニングなどの運動を加えたものに変更されることをお勧めいたします。例えば、スタティックストレッチで今日の身体の可動域や筋肉の状態を確認した後、バリスティックストレッチのような筋肉の収縮と弛緩を繰り返すような動きを軽く行います。そうすることで、ストレッチ後にすぐに運動するわけではありませんので、傷害の不安や、パフォーマンスが低下することもなく、運動に取り組めます。
 一流選手が出場するような競技会の観戦の機会があれば、ウォームアップの様子を見ていてください。競技寸前にスタティックストレッチを行っている選手はほとんどいないことに気づくはずです。もし、一流選手がウォーミングアップに長時間スタティックストレッチを行っているのを確認した時は、コメントで教えてくださいね。
by グランブラー
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