「脚が太い」、「体重は、減っているのにウエストが細くならない」、「お尻が大きく、垂れている」などの悩みを持っている方は、すごく多いです。せっせと運動しているけれど、なかなか効果が出ないのは、「体質?」「遺伝?」と諦めている方もおられるようです。確かに、遺伝による部分も否定しませんが、身長で20%以下(遺伝率80%と言われていました)、体重に至っては5%未満の影響しかないと報告されています。ということは、80%以上は普段の生活習慣が体形を決めていると言えます。
例えば、脚が太い方の歩き方を観察すると、「体の重心が前方にあり、大腿部の前面で踏ん張り、下腿部でしっかり地面を蹴る」ような歩き方になっています。ウエストの太い方は、腰への負担が大きくなるような使い方が多いことが確認されます。運動の種目で観察するなら、体操や水泳、投擲以外の陸上競技など腰への負担が比較的一方向だけの場合は、競技者のウエストは細くなっています。しかし、相撲や柔道、レスリング、砲丸投げなどの投擲競技のように色々な角度から腰への負担が大きくなるような競技の選手はウエストが太くなっています。
脚の太さも同様のことが言えます。フィギアスケート選手の中でも、脚でジャンプする選手は脚が太いですが、ロシアの選手のように上半身を上手く使っていて、脚に負担をかけていない選手は脚が細いです。これは体の使い方で負担のかかり方が大きく違っているからなのです。 ジャンプするときに上半身をどの程度使うか、また体の重心のブレの少ないことも影響してきます。
一般の人も同様で、重心のブレが大きい方は腰や脚への負担も大きくなるので、それに応じた太さになります。生物の適応という能力による体形の変化が発揮され、太く、大きくして体をその負担から守ってくれるのです。上半身は細いのに、脚が太い方は、極端に言うと無意識に脚だけで体を支えていることになっています。体重は減っているのに、なかなかウエストが細くならないのは、腰への負担が大きくなるような使い方になっています。これを改善してあげれば、体重は減らなくても脚やウエストが細くなっていきます。ご自身の体の使い方を、もう一度見直してみてください。
by ボヤッキー
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