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寝酒は、良くない⁉

 飲酒して寝ることは、睡眠に様々な影響を与えます。数々の研究で、高用量のアルコールではREM睡眠が減少して深い眠りが増加して、一時的に寝つきは良くなりますが、睡眠の後半に交感神経の活動が高まって睡眠の持続性が低下します。一方,低用量のアルコールでは、REM睡眠と深い眠りに一定の効果がみられませんが、寝つきが悪くなる傾向と睡眠時間が長くなる傾向がみられます。このようにアルコールの量によって異なった睡眠への影響がみられます。また、慢性的にアルコールを摂取すると、REM睡眠が減少し深い眠りが増加する傾向となります。寝つきが悪くなり、睡眠が分断されやすくなるため睡眠時間が減少すると報告されています。
 寝つきを良くするためにアルコールを飲んでいる人の多くがその効果を実感しています。しかし、アルコールの寝つきを良くする効果は、3~7日で耐性がでてくるため長続きはしないとされていて、アルコールが睡眠を障害する作用は残ると報告されています。アルコールを睡眠のために使用している人を対象に不眠症、睡眠時間などの因子で調節して評価した研究によると、アルコールを飲む人は日中の眠気が強くなっていることが報告されています。十分な睡眠をとっても、アルコールを摂取した翌日は遂行能力を低下させて十分な注意力の低下が起こるとする報告もあります。また、寝酒をする人はそうでない人に比べて疲れを感じ易いとする報告や睡眠不足では、アルコール摂取が少量であっても交通事故、仕事中や自宅での事故のリスクが高かったとする報告もあります。飲酒は、できれば週末など翌日に仕事がない日だけにした方がいいのかもしれません。
 睡眠時に下肢が不随意に動き、睡眠の質を悪化させる周期性四肢運動障害という疾患がありますが、アルコールを1日2杯以上飲む人では、この睡眠時の周期性四肢運動が2~3倍に増加すること、胃炎、胃食道逆流、頻尿による睡眠の分断化も起こり易くなるようです。つまりアルコールは、睡眠の質を悪化させるばかりでなく、睡眠時の身体の生理機能にも悪影響となります。特に薬との併用で悪い影響が出現するので、少し控えた方が良いと思います。
by ボヤッキー
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