人工関節置換術は、股関節や膝関節を人工の関節と取り換える方法です。国内では、股関節が約15万人以上、膝関節が約10万人以上が受けており、さらに増えているようです。人工膝関節置換術を受けておられる方の内訳は、関節リウマチの方が約2割、変形性股関節、膝関節症の方が約8割と報告されています。以前は、多くの施設で60歳以上を手術を受ける区切りとしていたようですが、最近では年齢に関係なく勧めるケースも増えてきています。
1970年代の初期に人間の体が工学的に解析されて、著しく進歩し、新素材も次々と開発されていて、素材の耐用年数も従来のものと比べると大幅に向上しています。しかし、残念ながら「本物の人間の関節」にはまだ遠く及ばないレベルです。そして、手術を薦める医師も素材の耐用年数が伸びていることで、「20年以上は大丈夫です。」というような発言をしています。確かに、素材の耐用年数は飛躍的な向上はしていますが、埋め込まれる生身の骨は20年同じ状態を維持できないことは説明していません。
人の骨は、ずっと同じ状態ではありません。
力のかかり方や、食事の取り方、また加齢などにより、変化・成長するので、埋め込まれている部分のひずみや、緩み、変形などが起こってきます。ですから、例え手術は成功しても、その後の取り扱いや、過ごし方で5年以内で再手術を受けておられる方が、たいへん多いことを考えると安易に決断するべきではないように思います。当方にお越しになっている方のお知り合いで、1年半前に膝の人工関節置換術を受けられたのですが、人工関節部分と骨にひずみが起こってきて痛みが増強し、再手術を受けていたようです。
手術を考えておられる方、「痛みはあるけれど、動ける」のなら、回復の望みは十分にあります。
手術をしてから、入院、リハビリの期間(最低3か月)を考えると手術をしないで改善させることは難しくありません。もう一度、自分の身体を信じてあげて、取り組んで見られませんか?痛いというのは、「身体が改善したい!」という身体からのメッセージです。また、手術を選択するなら、術後の身体への影響を良いコトだけでなく、良くないコトもしっかり自分で確認してください。
by ガロア
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