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筋トレで、幹細胞が活性⁉

 米国の大学の研究において、成人の筋肉中に存在する幹細胞(色々な細胞に変化する細胞)が運動に反応して活性化することが確認されました。マウス試験によって、筋中の間葉幹細胞の蓄積が、強度の高い運動を行わせた後に高まることが確認されたようです。間葉幹細胞が分泌されることが直接筋組織の再生を促すというわけではないようですが、成長因子を放出する事によって筋再生を促していくことに関わっており、運動後の筋の健康を増進するうえで、細胞上における基盤を形作ることが確認されています。
 ケガによって筋損傷を受けた場合、筋組織の破壊を導き炎症症状が促進され、筋組織回復に重要な働きをすることは知られていますが、運動による筋の微細損傷においても同様のことが起こっている可能性を検討した結果、筋中の再生サイクルにおいて成長因子を多く分泌するという特性は、全身性の健康や定期的な運動習慣においても身体にいろいろな良い効果をもたらす可能性か強く、新しい識見をもたらす可能性はまだまだたくさん出てくると考えられています。
 多くの文献で身体を動かすことで、筋肉から放出される『マイオカイン』というホルモン様の物質の話は頻繁に目にすること多くなっていますが、その効能なども含め、まだまだ人の身体には未知の可能性がありそうです。このような効果を考えると、痛いからといって安静ばかりにすることは、却って回復は遅くなってしまうようです。また、脳性の片麻痺の方のリハビリでは、あまり身体を動かしていなかった時は、色々なところが委縮してしまっていましたが、他動でも身体を動かしていくことで、力を入れる、抜くという感覚が少しづつ覚醒されて可動域が増え、下半身においては力が入るようになり、その感覚もご自身で分かるようになってきたとおっしゃっています。身体を動かすことの大切さとその効果を自身の身体でも体験し、諦めず取り組んでいくことが大切です。
by 筋知良
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