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脂肪の摂り過ぎは、脳に悪い⁉

 脂肪には、動物性の脂肪を代表とする飽和脂肪酸と、主に植物性油や魚の脂肪に含まれている不飽和脂肪酸があります。脂肪全てが悪いわけではなく、飽和脂肪酸が身体には好ましくない作用に繋がることが多い様です。東京大学の脳科学研究室で、ネズミの餌に飽和脂肪酸を10%増加させることで重度の記憶障害が起こったと報告しています。そして、この飽和脂肪酸を与え続けたネズミを解剖してみると脳の神経細胞の樹状突起と呼ばれる枝部分の数も減少し、神経細胞そのものの数も数も減っていたようです。また、動物性脂肪の過剰摂取をしていると、食欲の抑制に働くレプチンという物質がうまく分泌されなくなり、満腹感が得られないので、高脂肪の食事をさらに食べ続ける悪循環に陥いるだけでなく、コカインやヘロインといった麻薬の依存性に似た状態を作り出して脂肪を食べても食べても満足できない脳になってしまうようです。
 しかし、魚に含まれる不飽和脂肪酸は、脳の働きを活性化するので、歌にもある「魚を食べると頭が良くなる」は、本当のようです。魚の不飽和脂肪酸はオメガ3系脂肪酸と呼ばれ、DHAやEPA α―リノレン酸などがあります。DHA(ドコサヘキサエン酸)やEPA(エイコサペンタエン酸)は脳や神経細胞を守る働きをしており、脳の神経細胞にも直接働くのも特徴です。フィンランドで行われた研究では、週に二日以上魚を食べると脳機能の低下(うつやボケなど)を大幅に抑制させることができると報告しています。
 脂肪はたいへん毛嫌いされていますが、すべての脂肪が悪いわけではありません。脂肪のなかでも、飽和脂肪酸の摂りすぎは、脳の働きを低下させたり、肥満などの原因に繋がる可能性が高いですが、不飽和脂肪酸は摂らないと脳の機能の低下や体脂肪の分解も低下させることになります。だから、脂肪を選んで摂ることが重要です。焼肉や豚カツばかりでなく、魚や豆類も食べて頭の働きを低下させないようにしてくださいね。
by フェルマー
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