数々のヒット作を出していた作家の東野圭吾氏は、大腸がんのために亡くなったと報じられています。
大腸がんは、食の欧米化によって日本人の大腸がんを増やしていると言われています。しかし、同様の食生活をしていても発症していない方も多いので、素因の一つではあると思いますが、そこまで深刻になるより他の原因を確認していく方が良いように思います。そして、癌は、生活習慣と密接に関わっていることがほとんどで、肺がんは、喫煙だけでなく、浅い呼吸(口呼吸)によっても発症リスクが上がると言われています。
国立がん研究センターでは、国内外の最新の研究結果を基に、日本人のがんと生活習慣との因果関係の評価を行い、ホームページで公開しています。この評価は、「データ不十分」⇒「可能性あり」⇒「ほぼ確実」⇒「確実」の順に科学的根拠を基に位置付けられています。この評価によると、大腸がんのリスクを高める要因の中で「確実」になっている唯一の要因が飲酒です。次に信頼性が高いのが「肥満」で「ほぼ確実」となっています。20万人を対象とした調査では、男女ともに飲酒で大腸全体、そして結腸、直腸がんのリスクが上がるという結果になっています。
飲まない人と比較すると1日に摂取する酒量が、缶ビール(350ml)2本以下で、約1.4倍でアルコールの量に比例して、リスクが確実に高くなると報告されています。日本人は人種的に見てもアルコール耐性が弱い人が多く、アルコール耐性の強い欧米人は、1日2合(缶ビール2.5本)程度の飲酒では大腸がんのリスクが上昇していないのに対し、日本人は1.4~1.8倍もリスクが上がります。
また、複数の研究では、座位時間が長いと大腸がんのリスクが約30%増加することが示されています。
以前から長時間の座位が健康に良くないという報告がされていました。主に心血管系の疾患やエネルギー代謝の低下による肥満が注目されていましたが、具体的に大腸がんのリスクが高くなると報告され出しました。それを予防、改善するために座位時間を一時間に一度は中断し、身体を動かすことが重要と言われています。身体活動が増えると腸管の動きが促され、便の通過時間が短くなります。また、バランスの良い食事をよく噛んで食べることも大切です。
by グランブラー
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