自転車を利用している方の中で、適切なポジションをご存知の方は少ないようです。自転車を利用しているのを見ると、サドル(椅子)の高さが様々に感じます。私自身、小学生の頃に交通安全教室にて自転車に乗る位置や設定を教えていただいた記憶がありますが、それ以降は確認をした事がありません。
一般的には安全面を考慮するため、サドルの高さはサドルにお尻をつけ跨った状態で両足がぺたりと地面に着く高さに設定する方が良いイメージがあると思います。しかし、そのように設定してしまうと膝や股関節など動作に無理が生じてしまい身体に負担をかけてしまいます。正しい高さの設定は、自転車にまたがり両方の足をペダルに乗せた際に、伸ばしている足の膝が軽く曲がる高さです。
サドルの低い状態では、膝の曲がる角度が大きくなり過ぎてしまい、ペダルを漕ぐのが窮屈な上、ぐっと踏み込むように体重をかけてしまいます。この踏み込む動作では大腿部の前面にある大腿四頭筋の働きが強くなり、四頭筋は前に進む動作に対してブレーキの役になりますので付着部である膝や股関節周辺の負担になってしまいます。
日本が発祥である競輪では、選手のレーススタイルにより身体つきが変わり、脚の太さや上半身の筋肉のつき方など、使う部分によって違いが出てくるようです。また、競技の特徴としてどうしても踏み込む力が必要になるため、四頭筋の発達が強く、歩行の際は四頭筋がブレーキとして働いてしまう為、早く歩くことが難しいという記事を目にしたことがあります。
なにげなく日常使いしている机や椅子、自転車、車など改めて適切なポジショニングになっているか確認してみてください。思わぬ所に、身体の負担やバランスの崩れを引き起こしている原因があるかもしれませんよ。
by COMO
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